企業研究は企業を調べることだけじゃない!自分の意見を言うことが本質!
たけです。
今回は、「企業研究の本質は、企業を調べることではない」ということについてお話していきます。
企業研究とは、その名の通り企業について調べることです。
その企業は何をしているところなのか? どういうビジネスを展開しているのか?そもそも世の中に、どういった企業が存在するのか?といったことを調べていくのですが、、
しかし、ただ調べればいいというわけではありません。
むしろ、本質は逆のところにあります。
企業研究 ≠ ググる
そしていざ企業研究をしようと思った時、何をするべきか、正しく認識できているでしょうか?
ただ何となく、公表されている企業の情報を調べて知っているだけでは、それは企業研究とは、言いません。
それは「ググった」だけに過ぎません。
むしろ、企業のパンフレットやHPで、企業理念や事業内容を見たところで、正直よく分からないのではないでしょうか?
ただの一学生が企業のビジネス内容をHPを見ただけでなかなか深く理解できないでしょう。(僕も到底分かってるとは思っていません。。)
またそれを知ったところで、次の日にはもう忘れているでしょう。
企業研究の本質は?
では、企業研究では何を知ればよいのか?何のために企業研究を行うのか?
結論を言うと、
その企業と業界に関する正しい知識をもって、自分なりの意見を展開できるになります。
先に言ってしまうと、企業について調べるのは、あくまで手段であって、企業研究の本当の目的・到達点は、自分の意見を展開するところにある!というお話になります。
詳しく説明していきます。
ウンチク家が欲しいのではない
もし企業を調べることだけを、企業研究というのなら、それはただの暗記ゲームになります。
「こっちの企業は、これとあれについての事業を行っていて、売上がこれだけあって、あっちの企業は、~~~で、それでそれで、、、」
仮に、それらの企業の情報を完璧に覚えて、面接で自慢げにぺらぺら述べたとしても、面接官側からしたら、
「はい、確かにそうですね。」となるだけです。
当たり前ですよね。
それは面接官側が就活生側に説明する内容になりますから。
それを更に詳細に調べただけでは、ただのウンチク家です。
企業側が欲しいのは、ウンチク家じゃないですよね。
これから長年を共にするその企業にふさわしい人物です。
あなたが働くのは将来
もちろん企業について調べるのは大切です。
それを調べなければその企業が何をやっているかすら分かりませんからね。
ただ、企業について調べること自体を、目的化してはいけないということです。
企業について調べるということは、その企業の過去と現在について知るということになります。
でもあなたがその企業に入社して働くのは、未来です。
なので本当に知るべきは、その企業の将来になります。
未来については意見
しかし、未来は調べるものではありません。
答えもありませんし、誰にも分かりません。あくまで過去と現在から、予測するしかないのです。
それはつまり、意見になります。
面接官は自社のウンチクを聞きたいわけではありません。
その企業に対して、どう思っているのか?なぜそう思うのか?というあなたなりの意見を聞きたいのです。
その意見を聞くことによって、あなたがどれだけその企業について調べてきているか分かります。
その深さを測ることができます。
ウンチクだけ溜め込んでも、深さはありません。なぜなら考えることをせずに、覚えてばかりだからです。
あくまで大切なことは考えることです。
最終的に、あなたの意見が必要になります。そのための材料としてまず調べているだけです。
調べるのは手段で、その上で考えるのが目的となります。
これが企業研究における本質となります。
企業分析でのスタートライン
とは言っても、世の中に星の数ほどの企業が存在していて、知らない企業の方が多いです。
総務省統計局のデータによれば、400万以上の企業が日本に存在しているとのことです。統計局ホームページ/日本の統計 2018−第7章 企業活動
もちろん全てを知ることは不可能です。
実際のところ生きていて一生涯、名前を聞かない企業がほとんどでしょう。
なので、まずそもそもどんな企業が存在するかを調べて知っていくところからがスタートになります。
ざっくりとした流れがイメージとなります。
➀そもそもどういう業界・企業がこの世に存在しているかを知る
②その上で興味をもった企業について調べていく
③その企業について自分の言葉で、意見を述べられるようになる
全ての企業というものは、何らかの業界に属しています。まずはそこから絞っていきましょう。
その具体的な手順に関しては、以下の記事にて詳しくあります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。