志望動機の本質は、1社1社オーダーメイドするものではない
たけです。
今回は、志望動機についてお話していきます。
就活において、志望動機は絶対に避けられない項目の1つです。
「なぜ当社を志望されたのですか?」
「なぜ他の企業ではなくて当社なのですか?」という質問に対しての回答に対して、
明確に理由がなかったり、またはその理由に論理性がなければ、内定を獲得することはできないでしょう。
ならどうすればいいのかということをお話ししていきます。
その1社だけが全て、はありえない
まず志望動機を作成するためには、前提として企業について調べる必要があります。
そしてその上で、自分なりの意見を練り上げることが重要です。
企業研究については以下の記事にあります。
具体的な取り組み方はこちらの記事になります。
ここで考えてみてほしいことがあります。
例えば、仮の話になりますが、あなたに100%完全に合う会社が存在して、
その企業を選択できると思いますか?
これって、現実的に考えて中々ないと思います。
「この1社じゃなければ絶対にダメだ。」
「もしここがダメだったら来年再来年と受かるまで何度も受け続ける」
といったことになりますかという話になりますが、
仮に、現在その1社しか以外本当にないと思っていたとしても、
「本当に実態を正しく把握していますか?」
「それは現存する全企業を見た上の判断ですか?」
(ちなみに日本にある全企業は400万社を超えています。)
ということになり、逆に論理性がないと判断されかねません。
用るするに言いたいこととしては、
無理に1社に限定しなくてもよいということです。
相当の強い理由がない限り、絶対にその企業じゃなければならないということは普通はないでしょう。
(たとえ長期インターンシップ行ったからといって、その企業に行くとは限りませんよね。)
同じ業界内であれば、企業はある程度似たようなビジネスを行っており、その企業でないとできない仕事というのはかなり限定的になります。
それにも関わらず、「私は、御社じゃなきゃダメなんだ」と理由を絞り出すことに必死になりすぎると、どこかで論理破綻してしまいます。
価値観を含んだ論理的な志望動機
ではどんな志望動機であればよいかと言うと、
就活の軸に基づいてあなたの価値観が含まれており、その企業を受けている理由を論理的に説明した志望動機 です。
就活の軸については、こちらの記事に詳細があります。
取り組み方についてはこちら。↓
要するに、あなた自身の意見が存在してそこに論理性があるかどうか、というのが重要です。
ここで言う論理性とは、文章の流れの整合性のことです。分かりやすく言うと、読んでいて意味がスッと理解できるかどうかです。
極端な例を言えば、
「今朝は朝ご飯を食べてません。なのでテレビを見ます。そしておなかがいっぱいです。」
とこの文章を読むと何言ってんだこいつみたいに思いますよね?
でも面接において緊張してしまっていると、割とこういうことをやってしまっているケースもあるんです。
詳しくはこちらの記事にあります。
論理性を意識せずに闇雲に書くと、どこに何が書いてあって、結局何が言いたいのか伝わりません。
相対評価による選択は説得力がある
僕の場合は、絶対に1つの企業というよりかは、
「規模大きいし給料高いし、A社がいいな~。でもまあ、もしA社がダメだったらB社でも全然いいけどな~」
みたいな感じでした。
これは全然悪いことではなくて、むしろ良いことなのです。なぜなならこれは相対評価だからです。
複数の企業の良い悪いをそれぞれ比較して、総合的に良い企業を最終的に選択しているということです。
逆に1社しか見ていないとそれは絶対評価になります。その企業単体だけを見てしか評価できていません。
他に比較対象がなく、単純に良い悪いをその人の主観だけで判断することになってしまいます。
これでは論理性がありません。
というわけでここで出てくるのが、就活の軸です。
ただ単に、「AAがいいから、私は貴社がいいです。」と言われるよりも、
「AAとBBとCCの3つの総合的な観点から、私は貴社がいいです。」と言われた方が、考えに深みがあり説得力があります。
もちろん企業側も、面接に来る全ての就活性が100%合っているとは思っていもいません。
「数ある企業の中で、なぜ当社なのか?」
「こちらを納得させるだけの自分なりの意見と理由を分かりやすく展開できるか?」
それを志望動機という形の質問で、確認しています。
そして、その就活の軸を用いた志望動機の具体的なエントリーシートの書き方と具体例はこちらの記事にあります。
早速取り組んでみましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。